傾聴_20160327

拙い作品ですが、ちょっとしたCoffee Breakのお供になれば……。


「普通の世界」

絶え間なく吹く風を受け、
今、僕は、荒野に独り立っている。
見渡す限りの荒れ野には、頼れるのもなど何もなく、
空の碧さが微かな希望。

疑いながら話す事……。
此処ではそれが普通だし、そうせずにはいられない。

どうして疑わずになど居られよう?

君には見えていて、僕には見えていない何かが、
確かに在ると云うのに!


果てしなく続く水平線……。
今、僕は、大海に独り彷徨い漂う。
果てるともない波間には、確かなものなど何もなく、
風の匂いが道しるべ。

迷いながら話す事……。
此処ではそれが普通だし、そうせずにはいられない。

どうして迷わずになど居られよう?

君の進む航路の意図を、僕は僕の限られた、
その経験からしか探れない云うのに!


谷間の底には大河の流れ。
今、僕は、断崖に独り佇んでいる。
(かわ)を抱いて連なる山河。強固な橋など何処にもなく、
雲間の光が淡い架け橋。

勇気をもって話す事……。
此処ではそれが普通だし、そうせずにはいられない。

どうして勇気なしで話せよう?

僕について云える事、それが君にも彼にも彼女にも、
当てはまるとは、決して云えないと云うのに!


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