話し相手20160306


話に詰まる時、と云うのは誰にだってある。
特に、これと云ったテーマがなかったり、相手が初対面の人だったり、或いは、知らない人ではないが、打ち解けて話せるほどに親しくもない。そんな関係の相手だと尚更ではないだろうか?

だが、そんな関係性など僕たちの日常には幾らだってある。また、大人になればなるほどその様な機会も増えて来る。何か話さなくて気まずい感じがする。そう思って話しかけても、どうも話題が膨らまない。途絶えてしまう。さて、どうしたものか?

そもそも、そんな思いは眼の前の相手だってしているはずだし、逆に、その沈黙が気にならない相手なら、こちらも気にしなければ良いだけで、それほど気に病む必要などないのだが、現実にはそうもいかない。更に敢えて勘ぐれば、話が続かない背景には 「詰まらない人と思われたくない」 「上手く話したい」 「センスの良い事が云いたい」etc.と云った気持ちもあるのかも知れない。

前にここで、会話を動かす原動力は 「質問」 ではないかと書いた。とすれば、そんな時に有効なのも質問だろう。けれど、状況としては話が弾んでいないのだ。根掘り葉掘り訊く訳にはいかない。第一 「訊く」 ネタがないではないか。と云って、全く何の話題もないという事も逆にあり得ない。どんなつまらない事でも何かしらはあるはずだ。

そこで使えるのが 「と、おっしゃいますと?」 の質問ではないか? 相手の発言を受けて 「と、おっしゃいますと?」 「ん、それって?」 「~~。それは?」 発言全体でも良いし、キーワードを拾っても良いだろう。こう訊かれれば相手は何かを話す。そこでまた……。

意外と使い勝手の良い質問だと思うのは僕だけだろうか?


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