どうも食べ物に関する記事が続いてしまって恐縮ながら、今回は「せんば 自由軒」。地下鉄の「本町駅」直結の船場センタービル9号館の地下にある。あまりにも有名であるし、何度も前を通っていながら一度も入ったことがなかった。ちょっとした用事で船場まで出掛けたついでに昨日チャレンジしてみた。
名物はインディアン・カレー。織田作之助の「夫婦善哉」のなかでも登場するらしいのだが、残念ながら筆者は文献にあたっていないので、それについてのコメントはできない……。要は、ドライカレーなのだが、載せられた生玉子にソースを掛けて、よく混ぜて食べると云うのが特徴的である。第一印象としては、生玉子などを混ぜ込めばドロドロになってしまうのではないかとやや心配した。そこで卵黄だけにして貰う、と云うアイデアが脳裏をよぎるが、いやいやなにせこちらは初体験の身。云われるままに食べてみるのが本筋だろう。と云う訳で仰せのままに……。なるほど、思ったほどには水っぽくならない。それどころかカレーの辛さと調和して「甘みのある辛さ」と云うべき絶妙な味が体現されるではないか。加えて、具材が溶け込んだルゥで炒められたせいか、混ぜ込んだソースのせいなのか、喫茶店で食べるドライカレーなどとは違う、複雑な奥行きが感じられる。これはもう一度来たくなる味だ。
ところで「ちょっとした用事」と先に書いたが当「Lamplight相談室(話し相手からカウンセリングまで)」も、ようやくと云うべきか、ついにと云うべきか、ホームページを準備する事と相成り、昨日はその準備の打ち合わせで船場に行ったのであった。これもひとえに皆様のおかげ。あらためて感謝申し上げます。
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